おばちゃんのお節介
スーパーの半額セールの時間帯にいつも顔を合わすおばちゃんがある日近くに寄ってきて「お兄ちゃん、彼女いてんの?」とぶしつけに訊いてきた。「いえぇ、いませんけど」僕の答えを聞いたおばちゃんの顔がニマーっと笑ったかと思うと「じゃあ兄ちゃんに女の子紹介したるわな」手提げ袋から何か出してきてこっちに差し出す。メモのようだ。「これな、かわいい女の子の番号とアドレスやから、かけたってな」展開速すぎっ。どんな娘かしらんのに電話できるかいな。おばちゃんほんで帰ろうとせんといて。「いやぁ、困りますよ。全然知らない人だし、僕のことも知らないでしょう?」僕が断ろうとすると間髪いれずにおばちゃんが「うちがあんたのこともこの子のことも知ってるからええねん」ときっぱり。
えーーーっ。おばちゃんそれは無茶やで。関係ないやん。てゆうか僕のこと知らんやん。喋ったん今日が初めてやんかー。そう言いかけたのをこらえて、「うーん、この人はこのスーパーには来うへんの?」とりあえずなんとかおばちゃんで断っておかんと。「ここで見たことないなぁ。違うとこ行ってるんちゃう?それかもっと早い時間かなぁ」「ほなら、僕と生活のペースが違うから、電話してももう寝てるかもしらんから悪いやん」「そやなぁ」「うん、もっと普通の時間帯に生活してる人のほうがええよ」「そやなぁ」「じゃあこれ返しとくな」「アカン。お兄ちゃんは電話しやなアカン。いつでもいいから電話したって」えーーー。今、いい感じで断る流れになってたよね?
おばちゃんはどうしても僕に電話させたいらしい。何々?出会いがないかわいそうな女の子なの?同情で電話とかできないよ?
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2012年2月3日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:出会えなかった

